経験が長くて強いだけの奴に俺は負けたくない
2019.3.4(月)
ボウズがようやくやる気を出してきた。
凄い成長を見せてくれたボウズ。
先週の土曜日に行なわれた選手権大会のボウズは本当にカッコ良かった。
そして今まででトップクラスの楽しい試合を見せてくれた。
負けたけど大満足のオヤジである。
勝ち負けではない。
嬉しかったのはボウズの心境の変化だった。
トーナメントクジの運悪く、たった3回戦目で市内トップクラスの選手と当たったボウズ。
メチャクチャな激戦を繰り広げ、トップ選手をギリギリまで追い詰めた。
相変わらず無言でクールな試合運びをするボウズであったが、
今回は何かが違った。
静かながらも感じ取れた明白な「闘志」。
何が何でも勝ちたいという気持ちが遠目からも見て取れた。
試合中のボウズの背後では、たまたま別コートの試合の待機をしていた同じ卓球塾に通う他校の強い選手が見ていた。
そうかと思ったら、ベンチコーチをしていた我が中トップ選手M君の通う卓球教室に所属する、
市内トップクラスの他校選手もいつの間にかボウズの背後に立っていた。
「もしかしたら勝てるかもしれない」
そういうムードの試合展開に、他校の名立たる強豪選手がボウズの試合を観にいつの間にか5人くらい集まっていたw
4セット目あたりになってさすがに運営席からマイク放送がかかった。
「えー。ベンチコーチはひとりを除いて残りの人は2階へ上がってください。」
wwwww
スーッとどこかに消えていく他校トップ選手たち。
まあ、ひとりを除いて他は待機中の他校選手だったんだけどね。
大会が終わってボウズと一緒の帰り道。
「あーあ。勝ちたかったなー。」と言っていたボウズ。
昔のボウズだったらこんな事は言わなかった。
有名トップ選手に負けた時のボウズは、「俺が勝てるわけないやん。」
そんな冷ややかな言動をしていたはずである。
本当は前からどうしても強い選手に勝ちたかったのだが、オヤジに素直な気持ちを言えなかっただけかもしれない。
今回は、ただ素直な気持ちを言えるようになっただけかもしれない。
いずれにせよ、トップ選手の名前を見ると「そんな奴に勝てるわけないやん。」と冷めていたボウズとは、今は違う。
本気で倒しにかかるボウズの姿勢や言動を見てもそれは明白である。
そしてボウズはこう切り出した。
「俺、卓球塾は(月に)5ではなくて、10回に増やしたい。」
よし、コレキタ!
オヤジは内心そう思ったが、ここは抑え気味に、
「うーん、おまえが行きたいと思うなら別にいいよ。でも部活もせっかく素晴らしい先生がいるからそっちも大事やん。」(これは事実)
と、冷めた感じで答えた。
ここでオヤジがまた「おお、行け行け!絶対強くなるぜ。賛成!」とか言おうものなら、
「あ。そんな事言ったからやっぱ行かん。」という天邪鬼なボウズの性格を熟知しているからである。
自分の頭で考えさせたい。強くなるためにはそれも必要ではなかろうか?
「小学生の頃から卓球やっている奴が強いの当たり前やん。
でも、あんな才能の無い奴より、俺の方が絶対強い。俺は天才だ。
あーあ、勝ちたかったなー。」
(おい、そこまで言うかw)
凄い頼もしい発言である。
昔より一層卓球に対し意欲的になってきているボウズ。
1月くらい前に、「言葉力」という本を読んで以来、ボウズの卓球に対する発言に注意するようになったオヤジ。
試合前、試合後、選手に言ってはいけない言葉を、これまでボウズに多く投げかけてきたと気付かされたオヤジ。
そのせいでボウズのやる気を失せさせていたことも、きっとあったのだろうと自覚させられたのであった。
この一ヶ月は発言に注意した。
ミスばっかり責めるのはヤメにした。
今回の大会は、「おまえはちょっとニコニコしながら試合するくらいが、一番強いから気楽にやってこい。」と見送った。
試合直前に、やれ足をもっと動かせ、ミスに気を付けろだの、いろいろ言うとプレッシャーを与えてしまって良くないだろう。
このアドバイスが良かったのか、今回の試合はいつも以上にのびのびと戦っているように見受けられたのである。
メンタルのみならず、フットワークやフォームなど、ボウズの卓球の技術的な力量も格段に上がっていた。
それは卓球の素人目線から見ても分かる程である。
卓球塾での厳しい指導に感謝である。
月5回とはいえ、着実に特訓の成果が上がってきているのはボウズ本人にも自覚があるらしく、
だからこそ、「俺、月10回に増やしたい。」と自発的に意欲を見せてきたのであろう。
いつかトップ選手をブッ倒したい。
その気持ちはホンモノだと、オヤジは信じております。
というわけで、
卓球塾を月10回に増やすかどうかについて、ボウズと話し合って早急に決めたいと思います。
一ヶ月前のオヤジとボウズ。
オヤジ:「おい、今日は卓球塾に送っていくから、準備しとけよ。」
ボウズ:「うーん、どうしようかな。眠くなったらお昼寝するかもしれん。」
今朝のオヤジとボウズ。
ボウズ:「今日卓球行くから、汚れたジャージ洗っといてよー。」
オヤジ:「分かった。」
この変化は大きい。
ついでに、体の変化も最近著しいボウズ。
ここ数ヶ月で本当に背が伸びた。以前は試合会場に居るボウズは周りの選手に比べて明らかに「チビ」だったのであるが、今回の大会会場でのボウズは周りの選手に比べて極端に小さいということは無かった。みんなよりちょっと小さい。それくらいまでに追いついてきている。
以前のブログ日記でも取り上げたアスミール の効果が現れてきているのか、たまたま急成長期にアスミールを飲んでいるだけなのか、オヤジには分からないが、心も体も大きく成長してきているのは事実である。
いずれにせよ、夏の中体連まで後4ヶ月しかない。
未だ大きな大会で上位入賞に入ったことのないボウズ。
いよいよ中学3年生。退部までの目標は、個人戦で県大会に出場することであるが、間に合うかどうかはボウズの実力では正直微妙である。
しかし、無理ではないし、ボウズもまだ諦めてはいないはずである。
卓球の虎に成れ!
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